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■ 仕上げについて ■

手織工房タリフの糸は油がついているため、必ず仕上げの洗いが必要です。ウール用の洗剤ではなく日常のお洗濯に使う洗剤で油を落とします。お湯につけたときの変化は劇的で、この糸の最大の特徴でもあります。

◆ 洗い方〜マフラーの場合〜 ◆

1.お湯の準備

マフラーがゆったり入るくらいの容器に、50〜60℃くらいのお湯を3〜4?入れます。(お湯が少ないと洗っているうちにフェルト化してしまいます。)

2.油を落とします

洗剤は油を落とすために弱アルカリ性のものを使います。通常の洗濯用洗剤でOK。洗剤の量は洗うもの、マフラーの重さ100gに対して、液体洗剤大さじ1杯くらい。通常の洗濯よりかなり多めです。マフラー1本だと大さじ1.5杯くらい。

洗剤を入れたお湯にマフラーを浸します。あっという間に固そうに見えた毛糸がふっくらします。このときお湯がかなり熱いので、マフラーの両端を持って上下に動かすこと数回、位置を変えながらカップの中でティーバッグを上下させるように……。そのあとは、毛糸が広がって油が落ちるように10〜20分そのまま浸けておきます。

3.房をフェルト化させます

お湯が冷めきらないうちに房だけフェルト化させます。両端の房をまとめて持ち、結び目の少し上あたり(結び目を切り落とすところ)をフェルト化させるために洗剤の原液を少し、または固形石鹸を擦り付けて部分的にもみ洗いします。

全体も少しフェルト化させたいときは、ここで全体に少しもみ洗い。でも乱暴にするとマフラー中央のフェルト化が先に進むため、「干したら両端がヒラヒラ伸びている」なんてこのになりかねません。

4.ゆすぎます

20分くらいして、一部を手で絞り油の匂いがしなければ、ゆすぎます。油がスッキリ落ちていない場合は洗剤を加えてさらに少し置きます。

お湯を捨てずに、そこに少しずつ水を加えて温度を下げ、急な温度差を避けます。そのあと水で2〜3回ゆすいで最初の洗剤を落とします。

5.最後に、少量のおしゃれ着用洗剤で洗います

これは、おしゃれ着用洗剤は風合いを柔らかく仕上げるように洗剤が作られているためで、バッグ用の布などは必要ありません。羊毛は、酸性で柔らかさが保たれる性質を持っているので、おしゃれ着用洗剤で洗う代わりに最後のゆすぎに少量の食酢を加えるのも良いでしょう。

洗濯機で軽く脱水(30秒〜1分くらい)して陰干ししてください。そのあとの洗濯はぬるめのお湯を使い、揉まないように気を付ければ同じ風合いが保てるでしょう。

6.仕上げ

房を切りそろえて、軽くスチームアイロンをかけて出来上がりです。

こちらから写真付きPDFをダウンロードできます。印刷してご利用ください。


◆ 服地やブランケットなど ◆

定番双糸やSuperSoft単糸、そしてCheviotは適切な洗いとプレスで良い服地になります。服地用に織った布や幅広のブランケットなどの大物は、マフラーなどに比べ幅が広かったり長さが長かったり、洗いの工程も大変です。

なにより、服地全体を均一にプレスするのはとても大変。ウールは一度高温で処理をすると、それ以上の温度をかけないと変化しにくいそうですので高温でのプレス加工はお勧めです。手織工房タリフで大物の仕上げを依頼している仕上げ専門の工場をご紹介しますのでお問い合わせください。